大切な友人

旅立ち

友人が、もうすぐ故郷へ帰る。


最初は、友達の友達、だったのだけど、
ひどい醜態さらしてから、なんだかつるむようになり、
その後は話すたびに「オマエ、バカ。」と言われ続け、
会うたびに「男できた?」と尋ねられ、
それしか訊くことないんかい?
と、うんざりしたこともあったけど、
私にとっては、割とどんな話でもできる、
気楽で信頼できる友人の一人。



だから、彼が帰っちゃうのは、
やっぱりちょっと淋しい。



けど、すごく淋しいワケじゃない。
なんだろう、距離は離れても、

つながってるカンジがするからかなあ?


メールとか電話とかするほどの仲じゃないけど、
次に逢うチャンスがあったら、
また「ヨッ!」って話し始めることができる相手。



年下のくせに(っていうのはホントはあんまり関係ないけど)、
以前からずっと私よりは精神年齢が上で、
私の話すこと、やることなすこと、
ことごとく「バカじゃん?」と一蹴されていたけど、
この前会ったときに、私がいろいろ話していたら、


「オマエ、俺の考えとること全部言うから気持ち悪い。」


と言われてしまった。



ふっふっふ。
私もちょっとは成長したか!と密かに喜んでたら、



「一回話したら、もうあと分かるし、数年は連絡とらんでいいわ。」



って、ナニソレ。(笑)