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芝居メモ。

お芝居やコンサートのチケット貼りつつ、感想書いたりしたいなあと、それを考えて買ったMOLESKINEのラージサイズが、埃をかぶって出番マチ状態な上、各種チケット&公演パンフレットの類も山積みのまま。

もう少し時間ができたらちゃんと整理してあげるからねと横目に見つつ、忘れないうちに、最近見た芝居等のメモ書きです。

今年最初のお芝居は、すでに書いたとおり『紙屋町さくらホテル』。

その次は、2月にイッセー尾形の1人芝居に行ってきました。
完全なる1人芝居ではなく、「教育を考える市民フォーラム」の名の通り、演出家の森田さんと、イッセーさんがしゃべるしゃべる。会場のお客さんも、いつもとちょっと違う雰囲気で、楽しかったです。

そして3月は、初の京都・南座!
そして久々の歌舞伎です。2年ぶり?かな?
霧太郎天狗酒醼』(きりたろうてんぐのさかもり)
111年ぶりの上演ということですが、宙づりはあるわ、話は面白いわ、みどころ満載でした。ゆったり満喫してきました。京都自体も5年ぶり?とかかな?で、といってもあんまり観光はしていないのですが、清水寺がライトアップされてたり、で、すんごい趣深かったです。なぜか京都に行くと、清水寺に行っちゃうんだなあ。フラフラと。翌日も、桜はまだだというのに、ふらふらと嵐山近辺を散歩。帰りは、戻ってきたら車だというのを忘れて、ガンガン呑んで電車に乗っちゃいました。オヤジか、私は。

そのあと4月は、つい先日、市民劇場で『オセロ』(幹の会+リリック)を見てきました。シェイクスピアです。実は、シェイクスピアの作品は、本ではどれも読んだことがありません。現代のものと違って、誰かに感情移入するとか、そういった見方はできなかったのですが、歌舞伎と似ているというか、悲劇の「型」があるというか、これがそうかー、そうなんだー、と見ていました。そういう意味で、ものすごく面白かったです。ただ、どうしても平幹が、日本人にしか見えなくて参った、、、。デスデモーナの老けているのが(っていうと失礼か、、、)が気になって仕方なかった、、、。このあたりが、全く感情移入できなかった原因かもしれません。

今年最初のお芝居は

OEKはすでにニューイヤーコンサートがあったので、次が2回目となりますが、市民劇場は2日前の舞台が今年初でした。

こまつ座 『紙屋町さくらホテル


作は井上ひさし。

考えてみると、市民劇場で結構井上ひさし作の舞台を観ています。

頭痛肩こり樋口一葉
『きらめく星座』
『國語元年』
父と暮らせば
そして、
『紙屋町さくらホテル』

『國語元年』以外は、戦争、原爆などをテーマにした舞台です。
構想としては全部で10あるんだったかなあ、どんなだったかなあ。


次は、イッセー尾形を観に行く予定。
チケット、あたってれば、の予定ですが、、、!

「夢があるから!」

今年初のお芝居は、ミュージカルでした。


アメリカ生まれの日系2世の女の子が、14のときに父にプレゼントされたブロードウェイのチケットで、初めて観たミュージカル「パリの踊り子」がきっかけとなり、振付師になることを夢見、成功と挫折を味わいながらも生きていく、というお話。劇団スイセイ・ミュージカル 、という、割と若手で構成されている劇団で、この「夢があるから!」は、オリジナルのようです。


、、、なんですが、私にとっては、ストーリーはどっちかというとオマケ。歌あり、踊りありのミュージカルを観たのは、実はこれが初めてで、ナマのダイナミックさとエネルギッシュさに感動! ひとつ難を言うなら、外国人役の人たちが、外国人に見えないということでしょうか。どう贔屓目に見ても、日本人。笑。でも、それでも歌と踊りは楽しくて、バッチリ魅せてくれました。


なので、後半2幕目に、妙にストーリーめいてきたのがちょっと残念。「中川久美」さんという振付師の実話を元にしているようですが、やっぱりストーリーはオマケに徹して、踊りと歌で最後までつっぱしってもらえたら、もっと最高!になったような気がします。そんな意味では、去年観た、素劇「あゝ東京行進曲」(劇団1980 )は歌が中心に据えられた、本当に楽しいお芝居でした。


そして、観ながら思い出していたのが、槇村さとるの「ダンシング・ゼネレーション 」と「N★Yバード 」。これもブロードウェイが舞台だったような。


そういえば、宝塚も観たことないけど、劇団四季もまだ観たことがないのです。次に東京行くときは、ミュージカル狙いで行ってみるのもいいかなあなんて、考えたりもしています。

明日は市民劇場!

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ものすごい量の仕事をしたカンジ。外で仕事して、帰ってからも半徹夜で仕事して、こんなにイロイロできるのは、心身ともに絶好調のときのみ。


ヒサビサです。


はー、おなかすいた!



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いつもいつも何でも思ったことをできるわけではなく、やれるはずのことができないとき、っていう時期は必ずやってくるので、できるときに、できるだけやっておかないと、と、思います。


昨日、今日、は、そんな意味で、絶好調でした。



しかも、そんなときにやるべきことが重なると、こなしていくのが楽しかったり、疲れてるのに、眠いのに、全然平気だったり。





とはいっても、半徹夜が続いたので、今日はさすがに限界。



明日は、今年初のお芝居の日!

お芝居も楽しみですが、その後の一杯も楽しみです。プチ・新年会です。

『遠い花 - 汝が名はピーチ・ブロッサム - 』

「芸術の秋」、締めくくりは金沢市民劇場。今回の例会は、文化座 の『遠い花 - 汝が名はピーチ・ブロッサム - 』でした。


行くべきだったはずのネットショップ講座をさぼってまで(!!!、、、だって、日程がどうしても合わなくて、、、<言い訳、、、)行ったのですが、これは反則だよぉ、、、と思うくらいぼろぼろ泣いてしまいました。


20世紀、2つの世界戦争のために分断された愛。分断された家族。日本文化をこよなく愛するアイルランドの軍人が、満開の桜の中で遅咲きの桃を見つけ、その桃の花の下に佇む1人の大和撫子に一目惚れするところから悲劇は始まります。この2人の愛は、この軍人が砲弾により両足を失くし、一生逢えない、添い遂げられないという事実がつきつけられても、総数1000通に及ぶ手紙によって続くのです。


2人の間にできた、息子・清は、母のところへ戻って来ずに、同郷の女性と結婚した父を恨みます。でも、その恨みも結局は、父を慕う想いがあっての恨み、、、。この芝居、落としどころがいっぱいなのです。女性でも、男性でも、若くても、お年でも、グッとくる部分がいっぱいで、、、。


お芝居のあと、その余韻冷めやらぬまま美味しいものを食べに行って、、、と、つまりは飲んできてるので、ちょっと(いやかなり?)酔っぱらったまま書いているワタクシ。なので、あんまり適切じゃないかもですが、私がとにかく感動というか感心というか、身につまる思いをしたのは、この2人の愛。





どうして、こんなにして1人の人を想うことができるのだろう。





その愛の強さというか深さというか、もしかして今の時代にはちょっと見つけにくくなってるのかもしれない想いに圧倒されてしまいました。


一緒にお芝居観に行った方は、「距離がなせるわざでしょう」とおっしゃってましたが、、、、。


どうでしょうねえ。



自分のこと、振り返ってみたりして、なんだか色々と考えさせられてしまうお芝居でした。

かっこつけて言うなら「芸術の」秋?

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12月上旬から中旬並みの寒さという今日は、秋晴れというより、どう考えても小春日和。着実に冬が近づいてきてるのを感じているだけに、久々の太陽はうれしいです。夏に生まれたことが関係してるかはわかりませんが、とにかく太陽が好き。灼けても仕方ないかと思うようにまでなってしまったのはここ数年のことです。いまだに夏に灼けた水着のあと、、、と言いたいところですが、Tシャツ灼けや短パン灼けが残っています。昔はもっとさっさと元に戻ってたような気がしますが、やっぱり代謝スピードが落ちてるんですねえ。いつまでたっても皮膚が蘇らない。(苦笑)


あなたの秋はどんな秋?と、あっちやこっちやで話題になってますが(そういえば、おけいさんにもここで聞かれたっけ、、、)、秋も終わりかけの今となってみると、食欲の秋は達成、そして体重増加というオマケつき。スポーツやなんかは全然ダメで、今日、予定外の重労働をすることになり、今、全身が大変です。明日起きたらとんでもないことになっていそう。運動不足も甚だしいです。そして、読書の秋にしたかったハズなのに、結局思うように読書は進まず。どうも、読書モードに入れないんですねえ。いったん読書モードに入ると、手当たり次第に読んでいくんですが、やっぱりこの、プライベートな時間がなさすぎる生活が災いしてるのかもしれません。


でも、ふと振り返ってみると、なんやかやとお芝居は観ていたことに気がつきました。仲代達矢も観たし、能登演劇堂も行ったし、おしのび歌舞伎ツアーも行ったし、来週ももう一つ。先週はアンサンブル金沢も行ったし、やだ、これって、「芸術の秋」を満喫してるのでは!?なーんて思っちゃったのでした。我ながら、幸せなハナシですねえ。笑。

『小林一茶』

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こまつ座『小林一茶』

俳句なんてさーっぱり分からないし、教科書に載ってたか習ったかしたかもしれない句すら覚えてないという有様ですが、今日の能登演劇堂こまつ座 の『小林一茶 』では、またもや、井上ひさしの「ことばワールド」に魅せられて帰ってくることとなりました。


最初は、役者さんたちが、かなり早口&七五調を織りまぜてしゃべるので、面食らってしまい、話の中身についていくのに必死でしたが、じき、そのテンポにも慣れ、場の状況も分かってくると、あとはひたすら舞台の上に繰り広げられる世界に没頭するのみ。


今回の舞台は、劇中劇。
それが意味することに気がついたのは、やっと二幕目に入ってからでしたが(笑)、テンポが絶妙、ことばが絶妙、キャラクターが絶妙で、基本的に喜劇だから、ここそこに笑える箇所満載。でも、井上ひさしの喜劇には必ずといっていいほど入ってくる、ホロリとさせる落としどころもアリ。それは、わざとらしくもないし、いやな感じではなくて、グッとくる、というか。なのに、そっちの方向にひっぱっていくのではなく、即座に喜劇に戻るあたり、なんだろう、照れというか、そんなものを感じる私。いえ、私もそうなので。(<道化体質。)


一茶役の北村有起哉さん、すばらしかったです。私が、知らないなりに抱いていた一茶のイメージとはだいぶ違っていたのですが、相当ハマリ役だったのでは、と思います。16歳から47歳までの一茶、見事に演じ分けてました。


対する竹里(ちくり)役、高橋長英さん。
「『負の人生』を歩んだ男をあふれる気力で演じきりたい。」
なんとまあカッコイイ! どうしようもない野郎・一茶への愛情が、ちょっと切なかったです。


そして、紅一点のキムラ緑子さん。
何役なさってたのか、数えてないので分かりませんが(3~4役?)、最初、同じ人だとは思いませんでした。そして、艶っぽくて、色っぽくて、いいオンナでしたー。私までドキドキしちゃいました。笑。



、、、観ていた人でさえ、さっぱり分からないであろう感想となってますが、、、(笑)最後に一つ。


実は、残念なことが一つあって。


観客、ものすごく少なかったんです、、、。(泣)


演劇堂のホール、かろうじて半分埋まってるか!?というくらい。こんなにいいお芝居なのに、もったいない! ものすごく有名な役者が出てるわけではないし、(のかどうか、私はホントは分からないので「多分」ですけど、、、)、もしかして地味なのかもしれないけど、でもでもホントにもったいない! 金沢からは、夜公演だとちょっと帰りがツライ気もしますが、それでも観に行く価値があるお芝居が能登演劇堂には来てます! せっかくの演劇専門ホール、体感しておかねばソン!ですよ~。

上質なモノ

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ドライビング ミスデイジー

昨日のうちにアップしようと思っていたのに、すっかり眠り込んでしまいました。でも、眠ると頭の中で情報が整理されたりもするので、良かったりもするような気がします。(寝る前にひらめいたことを忘れてしまうこともあるけど。<苦笑)


昨日は、久々にお芝居を観てきました。


能登に演劇堂 があるおかげで、無名塾が必ず県内で公演を行うというこの贅沢。その昔、金沢で「どん底」を観て以来、無名塾仲代達矢 を観られることを、毎年本当に心待ちにしています。


今回の「ドライビング ミスデイジー」(Driving Miss Daisy)は、仲代達矢と劇団民藝 の奈良岡朋子さんの共演。出演者はそのほかに息子役が一人、というたった三人の舞台。



今までにいくつもお芝居を観ましたが、話にぐいぐい引き込まれていくタイプのお芝居と、テーマがどっしりずっしり来るお芝居と、出演者の演技の妙に魅せられるお芝居と、いろいろあって、全てを兼ね備えた舞台もあれば、どれか一つだったり、どれも当てはまらない舞台もあるように思います。もちろん、観ている側のコンディションも大切で、ものすごくイイものでも、そのときの私では分からないときってのもあります。


無名塾で言うと、これまで観た5本の中では「いのちぼうにふろう物語」がピカイチでした。すばらしいの一言に尽きます。今思い出しても、心が震える。


だけど、とにかく上質なんです。無名塾のお芝居は。もちろん好き嫌いはあるだろうけど、私にとってはどれを観てもとにかく上質。今回も、私のコンディションがそんなに良くなかったのに、話には引きずり込まれちゃうし、出演者三人の演技が本当にすばらしい。テーマは「老い」であったり「人種」であったり、いろいろあるのだろうけど、それが前面に出てくるのではなく、演技を通して心に残る、というか。



本当は、時間とお金があれば、同じお芝居を何度も観る、ということもしてみたいのだけど、まだまだそんな甲斐性もナシ。今後の夢の生活の一つですねー。(笑)

先人の言葉

昨日は、中島町の能登演劇堂へ、無名塾のロングラン公演「ウィンザーの陽気な女房達」を見に行きました。

今年の夏(も終わりだったけど)、遊びに来た友達と一緒に能登をぶらぶらしてたときに、無名塾の公演があることを知り、速攻で(?)予約をしました。の割に、あんまりいい席ではなかったけど。平日の昼間だったのになぁ。

演劇堂は始めて。能登だし、そんなに大きくないかなぁと思いきや、いやいや、結構大きかった! いつもお芝居を見てる文化ホールやフォルテより大きい気がした。(実際の収容人数の違いは知らないけど、、、)けど、声はちゃんと聞こえたし(当たり前?)、クライマックスは噂には聞いていたけどなかなかすごくて良かった~♪ 残念なところもなかったわけではないけど、それはまた別にアップしようかな。

で、開場前に時間があったので、仲代達也の俳優人生が併設されていたところを見てました。そこで、思わず立ち止まってメモまでしてしまった言葉がありました。

「人間は後から来た若い生命に自分の生命の一部を移し植えてゆく」

仲代達也さんの奥さんで女優、のちに脚本家・演出家でもあった隆巴さん(今はもうお亡くなりになったそうですが、、、)の言葉だそうです。1975年に設立された無名塾の中での言葉のようです。

私は塾生ではないし、演劇をしているわけでもないし、隆巴さんを知っているわけでもないけれど、この言葉はあらゆる人に向けられたものでもあると思いました。そして、大人になっても、ただ後世の子供達に何かを残すだけではなく、どんなに年老いた人でも、自分の先人から何かを譲り受けている。自分の生命が途絶えるまで、続いていくのではないかと思いました。

だから、私には、今、これからの子供達に私が何かを残していくという意味にも、こういった偉大な先人達から私が何かを譲り受けているという意味にも、この言葉が響いてきました。

こんな時代で、テロだとか戦争だとか、必要悪のように思わないでもないけれど、100年後でも1000年後でも、そういったものに脅えることのない時代へ向けての一歩を伝えていけるように努力をしていきたい。改めてそう思った1日でした。。。

ん? 大袈裟!?

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