「夢があるから!」

今年初のお芝居は、ミュージカルでした。


アメリカ生まれの日系2世の女の子が、14のときに父にプレゼントされたブロードウェイのチケットで、初めて観たミュージカル「パリの踊り子」がきっかけとなり、振付師になることを夢見、成功と挫折を味わいながらも生きていく、というお話。劇団スイセイ・ミュージカル 、という、割と若手で構成されている劇団で、この「夢があるから!」は、オリジナルのようです。


、、、なんですが、私にとっては、ストーリーはどっちかというとオマケ。歌あり、踊りありのミュージカルを観たのは、実はこれが初めてで、ナマのダイナミックさとエネルギッシュさに感動! ひとつ難を言うなら、外国人役の人たちが、外国人に見えないということでしょうか。どう贔屓目に見ても、日本人。笑。でも、それでも歌と踊りは楽しくて、バッチリ魅せてくれました。


なので、後半2幕目に、妙にストーリーめいてきたのがちょっと残念。「中川久美」さんという振付師の実話を元にしているようですが、やっぱりストーリーはオマケに徹して、踊りと歌で最後までつっぱしってもらえたら、もっと最高!になったような気がします。そんな意味では、去年観た、素劇「あゝ東京行進曲」(劇団1980 )は歌が中心に据えられた、本当に楽しいお芝居でした。


そして、観ながら思い出していたのが、槇村さとるの「ダンシング・ゼネレーション 」と「N★Yバード 」。これもブロードウェイが舞台だったような。


そういえば、宝塚も観たことないけど、劇団四季もまだ観たことがないのです。次に東京行くときは、ミュージカル狙いで行ってみるのもいいかなあなんて、考えたりもしています。