上質なモノ

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ドライビング ミスデイジー

昨日のうちにアップしようと思っていたのに、すっかり眠り込んでしまいました。でも、眠ると頭の中で情報が整理されたりもするので、良かったりもするような気がします。(寝る前にひらめいたことを忘れてしまうこともあるけど。<苦笑)


昨日は、久々にお芝居を観てきました。


能登に演劇堂 があるおかげで、無名塾が必ず県内で公演を行うというこの贅沢。その昔、金沢で「どん底」を観て以来、無名塾仲代達矢 を観られることを、毎年本当に心待ちにしています。


今回の「ドライビング ミスデイジー」(Driving Miss Daisy)は、仲代達矢と劇団民藝 の奈良岡朋子さんの共演。出演者はそのほかに息子役が一人、というたった三人の舞台。



今までにいくつもお芝居を観ましたが、話にぐいぐい引き込まれていくタイプのお芝居と、テーマがどっしりずっしり来るお芝居と、出演者の演技の妙に魅せられるお芝居と、いろいろあって、全てを兼ね備えた舞台もあれば、どれか一つだったり、どれも当てはまらない舞台もあるように思います。もちろん、観ている側のコンディションも大切で、ものすごくイイものでも、そのときの私では分からないときってのもあります。


無名塾で言うと、これまで観た5本の中では「いのちぼうにふろう物語」がピカイチでした。すばらしいの一言に尽きます。今思い出しても、心が震える。


だけど、とにかく上質なんです。無名塾のお芝居は。もちろん好き嫌いはあるだろうけど、私にとってはどれを観てもとにかく上質。今回も、私のコンディションがそんなに良くなかったのに、話には引きずり込まれちゃうし、出演者三人の演技が本当にすばらしい。テーマは「老い」であったり「人種」であったり、いろいろあるのだろうけど、それが前面に出てくるのではなく、演技を通して心に残る、というか。



本当は、時間とお金があれば、同じお芝居を何度も観る、ということもしてみたいのだけど、まだまだそんな甲斐性もナシ。今後の夢の生活の一つですねー。(笑)

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■生の感動。
20歳過ぎに東京であるミュージカルを観て、生の感動とはこういうものかと思った。

その後、生活に追われ、演劇とは無縁に・・しかし縁があって次女が10歳のとき中島町民劇団に参加する事に。演出は原田一樹さん。無名塾の方々も息を吹きかけてくれ、11歳のときに「銀河鉄道の夜」12歳で「わが町」に出演。子役ながらも縦割りの世界、厳しい世界、何回も行なわれたダメだし、等経験させてもらい、本人はもちろん送り迎えなどステージママの私はくたくただったが親子共々いい思い出である。

すみません。私事ばかり書いてしまいましたが、kanakitaさん観るのもいいけれどあなたは演出するほうもむいているかも?ご縁があれば挑戦してみれば?なんて・・・・・

■舞台芸術
今の仕事も含めて、長く舞台芸術というものに係っているけど、いつも思うことは「生」の感動には絶対に勝てないということ。
AV機器の発達により、臨場感あふれる映像や音に触れられるようにはなったけど、何度経験しても「生」の感動には勝てませんね。
演劇・音楽・スポーツなど多種多様な文化が存在し、すべてを網羅することが難しい現代社会では、尚更現場での息づかいが感じ取れるように、自らその場に赴くのが重要なのかもしれないね。

■学生時代に
kinakitaさん こんばんは!

私は関西大学に通いましたが、関大には2つの学生劇団があり、定期公演していました。そのうちのひとつ「学園座」の劇にはまってしまって、演劇を定期観劇していました。

kanakitaさんのこの記事をきっかけにホームページを探してみたら学園座のページがあり、まだ続いていました!

あの演劇の呼吸というか、流れというか、私の今の仕事にとって大いに学びがあったと思っています。

今の仕事や生活も楽しいけれど、思えば学生時代も楽しかったなぁ!なんだか、演劇の話をきっかけに昔のわくわく感を思い出しました。ありがとう。

それから、おけいはんもコメントされていますけど、あなたは観るより演出・出演されるほうが向いているかもね。

■まとめレス
みなさん、コメントありがとうございます。

「生」って何だかいいのですよね。お芝居は、自分一人だったら、こんなに観に行くことはなかったかも、、、と思うので、誘ってくださった方に大感謝です。

>トクさん
音楽からは、最近かなり遠ざかり気味の私です、、、。昔、オフ会で、なんだかすごい機械をガンガン操ってらしたのを、ほえ~と思いながら見てました。今もそういったお仕事なさってるんですよね?

>おけいさん、ふゆさん
「演出」はよー分からんのですが、お芝居やってみたいと思ったことはあります。金沢のアマチュア劇団の公演もかなり好きで、よく観にいってたのですが、最近は日程が合わず行けなくて残念。けど、サスガに芝居の世界は濃そうなので、踏み切れないでいます。笑。

■無題
いのちぼうにふろう物語は私も観ました。もともと山本周五郎は好きでしたがあの感動はまた別物でしたね。学生時代と就職してから忙しくてもちょこちょこ舞台を観に行ってたのに、最近はさっぱりです。演劇堂まで車で20分だと言うのに情けなーい。芸術の秋?だしどこか行かないと!

■そうそう
今も似たような仕事してるよ~。
高岡駅前に新しく出来たホールの音響管理の仕事しています。

■Re: こんこんさんトクさん
コメントありがとうございまーす。

>こんこんさん
お芝居の余韻のまま、どっかに飲みに(笑)行けると、なお楽しそうなのですが、演劇堂は金沢からはちょっと遠いー! クルマで20分ってのはうらやましいです。

>トクさん
そうなんですね! 私は当時と比べるとずいぶん環境が変わりましたよーん。

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