冬の日の停電

停電になって思い知った、電気のこと。


電気のこと

電気がないと、ファンヒーターはもちろんエアコンもアウト、お湯は出ない、コタツもダメ、暖を採ることができるのは、昔からある石油ストーブ。ああそうか、お湯が沸かせます! ガスコンロも辛うじてOK? なら、煮炊きができます。体の中から暖めることは可能。あとはフトンかな。でも、それ以外は全くダメ。パソコンも充電池が切れたら使えない、携帯も電池切れたら、、、あ、乾電池で充電は可能?アダプター必要ですが。電池の携帯ラジオは母が持ってる。(ワタシも一個欲しいんだった!)


となると、灯油買ったり、乾電池買ったり、食料買ったり、お金が必要になりますが、外ではATMもアウト。クレジットカードだって使えない。さて、どうするのでしょう???




、、、と、まあ、危機管理(?)が全くできていないことに気がつきました。




いざとなったらサバイバルできる!と、どうしてだか思っていたけれど、雪のない時期のことしか考えてませんでした、きっと。


先日、激寒い職場で小さな電気ストーブで辛うじて暖を採っていた中、停電になり、寒い上にレジも動かなくて、どうしようか途方にくれた時ゾッとして。サバイバルなんて全然ムリ。春~秋は、もしかしたら、どうにかなるかもだけど、冬は完全に想定外。


原発反対、とか思ってるくせに、ちっともなってないじゃん。
私の生活も心構えも。



そして、うちの母がポツンとつぶやいたのは、「この寒い中、暖房もろくろくなくて、お腹もペコペコの子どもたちが、世界にはおるんやよね、、、。」と。そうなんですよね。こう自分の日常の波にもまれていると、頭の片隅へと追いやられてしまう現実。それは、ここに今こうしている間も現実なのに。スイッチ一つでヌクヌクできる自分の生活とのギャップに愕然としてしまう。


私にできることって、なんなんだろう。というか、結局なにもできない、ってのが現実なの?と恐ろしいし悲しい。


せめてできることはと思って、エコな生活を心がけたり、なるべく石油社会、資本至上社会に荷担しないように、いろんなことを考え続けようとしているわけなのだけど、、、。


ひとりの人間にできることなんて、やっぱりちっぽけなことなのかもしれない。もちろん、だからといって決して投げやりになるつもりはないけれど。