「ハンドルネームはベンX」

久々に、やられましたー。
Bex X
こらえきれずに泣きましたぜ。
しかも、止まらなくてオイオイと。(、、、)

自閉症の高校生ベン。人と違うという理由でイジメに遭い、家族も含めた周りの誰からも理解されず、オンラインゲームに没頭し、現実とゲームの世界を行き来することで、かろうじて自己を保っている毎日。

話は、私の予想を大きく裏切る形で展開していくので、辛かったけど目が離せない映画でした。ラストは、、、複雑な心境ではありますが、ちょっとホッとしたかな。少なくとも、家族(母親)は、少しベンに歩み寄れたのかな、という気がするし。ベンも、幸せなのかな。彼一人の空想の世界ではあるのだけど。

イジメのシーンは辛いです。物理的な暴力を見るのも嫌いですが、心理的なのはもっと辛い。この映画のように苛酷なイジメに遭ったことはないけど、やっぱり子供の頃のことが思い出されるので、勝手にシンクロしちゃいます。それでこらえられずに、オンオン泣いたわけですが、、、。

ただ、自閉症の子供を、普通の学校に入れると、多かれ少なかれ、ああいったイジメがあるのでは、と思っちゃうので、そのあたりの教育制度がベルギー(オランダ?)でどうなっているのかが、ちょっと謎。一緒に、っていう方針なのかな。だったら、学校、親、先生ぐるみで、もっと配慮&教育が必要なんじゃないかな。あんな酷いイジメが起こらないように。

英語字幕で観ていたのですが、面白かったのは、ときどきドイツ語に似てたり、英語に似てたりするところ。オランダ語ですが、聞こえる感じはドイツ語にそっくりで、ほぼ同じ言い回しだったりするのに時々気づいたり。また、オランダ語映画、借りてきてみようかな~と思いました。

ちなみに、日本では劇場公開、は、されてないみたいです。何かの映画祭で公開されていたようですが。DVDも、あるのかな? アマゾンでは見つけられなかったです。観られないとしたら、かなり残念。