Recht auf Leben

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死刑制度についてのテキスト

久々の、ドイツ語レッスンでした。習う方で。先週は、仕事が片づかず、泣く泣く欠席。それにしても、ドイツ語からかなり遠ざかっていた事を痛感。ちょっとまたマジメに訓練(?)開始です。時間ほしー!!!


ディスカッションが目的だったのだけど、テーマが重くて、日本語でもまだまだうまく言えないことが判明。しかも、(私の)知識も浅くて、言葉にならない。完全に準備不足。



テーマは「死刑制度」です。



日本は死刑があるけれど、ヨーロッパのEU加盟国は、死刑制度を廃止しています。この、死刑制度に、PRO oder KONTRA。ちょうど、宮崎氏の最高裁判決が出た矢先でもあったし、そのことも含めてのレッスン。はい。かなりハードでした。



まあ、私がどうか、っていうと、もちろん(?)死刑制度は撤廃すればいいと思ってるし、今までも思ってたのですが、今までは、ただ漠然とダメだと思っていました。だけど、今回、このテーマを与えられて考えてみると、そもそもなぜ死刑制度があるのか、その辺りから知らなかったわけで。それで、ちょうど1つのバイト先の雇い主が法律関係なので、お伺いを立ててみたり。


そこで私が初めて知った話というのは、(あまりに簡単にし過ぎて語弊があるかもしれませんが)、日本の現刑法では、有期懲役、無期懲役、死刑、などの刑があって、刑務所に入るというのは、更正の見込み、社会復帰の可能性があるとみなされる、ということ。無期懲役であっても、一生全く外に出る可能性がないわけではない。逆に、死刑というのは、更正の見込みがない、社会復帰の可能性が期待できないと判断されたときに、下される判決だということ。


こう聞いたからと言って、死刑制度があるのも仕方ないかと思ったわけでは決してなく、やっぱりヒトがヒトの生死を裁けるものではない、裁いていいハズがないと思っているので、死刑制度に反対なのは変わりなく。人間の生命にかかわることは、無宗教の私ではあるけど「神の領域」だと思ってるわけで。だから、いくら病気の解明に云々、治療に云々と言われたところで、遺伝子の分野で人間が生命をどうこうすることには反対だし、死刑制度も反対。昔、遺伝子の分野には、ものすごく興味を持っていた私ではあるけれど。


ヒトがヒトを裁くというのは、自分も裁かれる可能性があるし、自分が他人を裁く可能性もあるわけで。「いのち」に重いも軽いもないはずなのに、死を与える判断をするということは、自分でないひとの命のことを軽く見ているのだろうか。(そういう意味も含め、裁判員制度は、かなり恐ろしい、とようやく気づく。)



話はちょっとズレますが、このレッスンに行く道すがら、クルマのラジオのニュースでは、アメリカの安楽死の一件が報道されていました。この件で、ブッシュ大統領(もしくは政権?)は、「生命を尊重する文化の確立を目指している」とかなんとか言って、安楽死に反対してるらしいけど、アフガンやイラクでごく一般の市民の命を奪い続け、同じ国民であるアメリカ人の兵隊たちの命が奪われていることに対して「生命の尊重」は考えないのでしょうか。それとも命の重さが違うとでも言うのか。



死刑制度、PRO oder KONTRA、それぞれへの反論を、文章にして提出するのが宿題ですが(絶対ではないけど)、日本語ですらまとまってないので、さて来週までに間に合うかどうか微妙です。

2 Comments

■さすが、Ⅳのクラス!!
さすがにやってる事ハードですねぇ~!!ただただビックリ(;・д・)

■Re: さすが、Ⅳのクラス!!
日本語でもハードやよねぇ。ドイツ語でちゃんと伝わるように言えない事がもどかしく、、、。いや、日本語でもまとまるのかかなりギモン。

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