3月21日は

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なぜ歩くのか、自分でもう一度しっかり考えよう、考えてから書こうと思ってましたが、時間も押し迫って(?)きたので、インフォだけでも書いちゃいます。



3月21日(火・祝)は、ピース・ウォーク!



呼びかけ文や、コースや時間は、私がまだちゃんと情報を追い切れてないので、また後ほど。集合場所は中央公園です。




なぜ歩くのか?




平和を願いたいから。

でも、それだけではない。

私は、つながりたいから。

1人で、頭で考えているだけではダメだと思ったから。

声を出さないことは、暴力に対してYESを言っているのと同じだと思ったから。

そして、歩くことで、私の想いを、街行く人だれかが、もしかしたら受け止めてくれるかもしれないから。



そんな願いを込めて、私は歩きます。





ちょっと関連して、「男たちの大和」、私は観ていないのですが、この社説は、観た人も観てない人も、一読をおすすめします。

「週のはじめに考える 敗れる前に目覚めよ」 (2006.2.5・中日新聞社説)




あと、転送OKということなので、以下の文も。私の直接のお友達ではないのですが、お友達のお友達のお友達(遠っ!)が韓国で記者をなさっていて、書いた文章だそうです。ドイツの良心的兵役拒否のことも、詳しく知らないので、もっともっと知りたいのですが、韓国は実はもっと身近に考えてなくちゃいけないのに!とズキッときました。


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「良心的兵役拒否に対する或る日本人の視点」

(韓国の某インターネット新聞への下書き)

雪がしんしんと降る2月7日午前10時、ソウル中央地方法院へ向かった。昨年10月、平和主義の信念により良心的兵役拒否を宣言した友人の判決を傍聴しに。

前の事案が終わり、休む間もなく始まった友人への判決は、1分も満たずに終わった。判事は、兵役法違反に基づき、1年6ヶ月の懲役刑を宣告したあと、

「控訴することができますが、なさいますか」
「いいえ」
「裁判の結果を通知することができますが、知らせたい方がいますか」
「お母さんに」

判事は終始、淡々とではあるが丁寧な口調で語りかけた。昔兵役拒否者は法廷でも罵倒されたと言うが、少なくとも現在では良心的兵役拒否が法曹界でも認知されてきていることを感じた。

友人は判決が出るや法廷拘束され、友人・支援者のいる傍聴席を振り返る間もなく、隣の部屋に入っていく。20代という貴重な時間を1年6ヶ月監獄で過ごすことになる友人の後ろ姿に、不憫であると同時に、ぜひとも心身健康で出てきてほしいと願った。

わたしが2000年に韓国に初めて来て関心をもったことは、軍隊の問題である。私と同年代の若者が学業や就いたばかりの仕事を中断し、2年以上の長い間、兵役に服することは、徴兵制のない日本で生まれ育った私にとっては、想像外のことであった。韓国の男性はだれもが、中学・高校生の時から、軍隊のことについて頭を悩ましているという。受験や就職で頭を悩ますのは日本も韓国も同じだが、その上に軍隊まで悩まなければならない韓国の若者に関して、ただただ大変だな、と感じた。そのときはそれのみであった。

その後、2003年に再び韓国に訪れたとき、オ・テヤン氏をはじめとする平和主義による良心的拒否を宣言する若者が現れた後であった。そのうちの一人に会いに行き、話を聞いた。なぜ拒否をしたのか、家族の反対はあったのかというわたしのナイーブな質問に一つ一つ答えてくれたが、その中のあることばが重くのしかかった。

「日本も有事立法等、軍事大国化が進んでいるでしょう。そのような周辺国の軍事拡大は、韓国社会の軍事主義に火をつけている一つの要因だ。国を守るために男は誰もが軍隊に行くべきだというように」

日本の軍事大国化と韓国の徴兵制の問題が無関係ではないということに気づかされた瞬間である。

日本では韓国の徴兵制に関して、ほとんど自分と無関係のように語られることが多い。「韓国の男性は軍隊に行ってくるから、男らしくわきまえがある」とはよく言われ、保守政治家にいたっては働かない若者に対し「韓国の徴兵制を見習わなければならない」と語ることがある。

その年、2003年、日本周辺での有事の際、医療、輸送などをはじめとする公共機関、民間機関が米軍と自衛隊に協力する等の有事法案が、大きな反対運動もなく国会を通過した。2003年、戦争協力の道を開こうとしている日本と、戦争拒否者の出現と共に代替服務制が公論されている韓国は対照的に映った。

その後、2006年現在も、韓国では依然として代替服務制は導入されておらず、日本では自衛隊を自衛軍とする自衛隊法改正や、憲法9条の改正等が論議されている。

韓国の徴兵制と良心的兵役拒否の問題を、東アジアの次元で依然として残る軍事力競争とそれに深く関連する人権問題として共有していく視点が日本社会に必要だと思われる。



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2 Comments

■載せてくれてありがとう
ともともとも、、経由の記事、ここにも載せてくれてありがとうね!こうやってひろがって行くのがうれしいです。ドイツにいたことのあるyouには、よけいに良心的兵役拒否のことがリアルに感じられるんだったよね。

■Re: 載せてくれてありがとう
そうなんです。でも、ドイツで良心的兵役拒否を選択し、代替義務として週イチで消防団で働いていたり、ユースホステルで働いていたりする人たちには会ったけれど、それ以上のことはあまり知らないことにも気がつきました。しかも、EUで兵役の義務があるのは、実は少ないんだってことも、つい最近知ったのです!ほとんどの国は志願兵のみで構成されているらしいです。

そして、すぐお隣の国の韓国で、兵役拒否をすることが、こんなにシビアだってこと、韓国の兵役論議に私たちは無関係ではないこと、もっともっとちゃんと知って、考えなくちゃ!と思ったのです。

こちらこそ、いつもこういった情報をありがとうございます。会ったことはないT君ですが、ありがとうとお伝え下さい!

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